専門が歯科コンサルタント、というエージェントが運営しているサイト、e–jobは、東京圏に特化した求人情報を掲載しています。ですが、求人情報が充実しているサイトには、歯科医師や歯科衛生士の登録が増えることから、求人側のクリニック数も増加し、全国に範囲が広がっています。
このエージェントは、情報掲載型のサイト運営ですが、毎月の新着求人・おすすめの急募求人が別枠であることから、大変新鮮な情報を確保するメリットがあります。その中でも、各求人内容がクリニックの個性を反映しているので、大変効果的といえます。
研修医上がりではなかなか常勤職を探すのは難しいのですが、一方で技術を学ぶ場を提供してくれる地方の歯科クリニックを積極的に公開していたり、こうしたクリニックの院長が考える「暖簾分け」についてなど、転職だけでなくその後の人生計画を練るために、充実したコメントが寄せられていることが参考になるでしょう。
求人側のクリニックにも大変メリットのある制度「助成金」についてのニュースなどは、決して侮れない情報として理解しておくのがよいでしょう。助成金とは、中小企業に多く適用されるものが多いのですが、クリニックにおいても条件に当てはまる人材を雇用することで、クリニック側が年間数十万円国から補助を受取れる制度です。
これは、歯科医師や歯科衛生士にも当てはまり、この制度で雇用した歯科医師がその後十分スキルを身に付け、患者数が増加することでクリニックの経営面にプラスになるケースが少なくありません。また、こうした助成金は返済する必要はありませんので、大いに活用すべきもの、といえます。
こうしたちょっとしたアドバイスが散りばめられていることから、転職希望の歯科医師にとっても、自分が採用されることで、クリニック側はこうした利点がある、といったプレゼンテーションに結びつけられます。つまり、サイトの隅々に何かしら転職成功のヒントが隠されている、ということなのです。
e–jobが人気なのは、サイト作りにこだわりがなく、クリニック経営者への情報もふんだんにあることが理由です。歯科医師の多くは開業を考えますので、自分の将来を見つめながら、転職先を選び、多くのライバルに打ち勝って、勤務医としてのスペースを確保するには、それ相応の武器が必要になってきます。それには、多くの情報と自分の力を高め、強くアピールできるための情報も合わせて持っておくことが必要です。