DSヘルスケアグループは、医療全般の人材を斡旋する総合エージェントのひとつ。特に従来は開業医が「地域担当医」となり、地域の小学校や中学校の健診業務や特定検診を行うことが常識でした。特に、歯科医の場合は流れ作業で数百人、数千人を次から次へと診察し、日当はそれほど高くない…という不満の声が出ている自治体もあり、なかなか学校医や地域担当医のなり手がいないのも事実です。
ただ、その流れがだんだんと変わってきたのは「健康増進法」の動きです。平成14年(2002年)8月に制定されたこの法律は、国民の健康を様々な場面で推進していこうというもの。受動喫煙を防止することがクローズアップされてきましたが、年々その動きは予防医学に傾注していき、現在では企業や官庁勤務の社員や職員全員、地域住民など全てが定期検診やがん検診、メタボ健診などを受けるように指導していくものですが、この中に口腔ケアも順次盛り込まれていくのは時間の問題、と言われています。
DSヘルスケアのサイトでは、訪問歯科や企業検診といった求職案内、通常の外来から、海外勤務といったプログラムも網羅されており、大変参考になるサイト作りになっているのが特徴です。ただ、ここで注意されたいのは、求人数はそれほど多いわけではない、ということです。チェーン展開しているデンタルクリニックや開業歯科医院の情報は羅列されており、申し込みはネット登録のみ。そのあとは連絡待ちの状態となります。
ですから、転職したい!という強い希望のある歯科医にとっては、とりあえず申し込んでおこうというよりは、掲載されている歯科クリニックに求職する、という積極的な登録になるわけです。逆に言えば「じぶんの希望する歯科クリニック」をあてがってくれるのではなく、「このクリニックに応募したい!」という自発的な行動でしか、自分の歯科人生は突破できないという人でなければ、対応してくれないということを覚えておきましょう。
ただ、様々なサイトがある中で、毎年多くの歯科医が誕生し、職探しに没頭しているのも忘れてはなりません。学生時代や研修医時代が長く、早く学費の元を取りたい…ということは忘れて、自分のなりたい歯科医師像にしっかり取り組むこと。国の資格を得た歯科医師にしかできないことは、人々の長い人生をより良いものにする口腔ケアそのものです。ぜひ、様々な情報を、このサイトから得てみましょう。