歯科医は余っている、コンビニよりも歯科医院の方が多い…そんな話が都市部で定着しています。とりわけ、30代前半に開業を急ぐ若い歯科医師が増えているのも事実です。そのため、地方の大都市では、歯科系大学や大学歯学部を卒業し、研修歯科医として勤務した歯科医師が開業予定地を探す光景がよくあります。
では、本当に歯科医師は余剰状態なのでしょうか?それは、大学の定員数を削減していない厚生労働省こそが、理由をよく知っているのです。
厚労省によれば、平成24年末の全国の届出「歯科医師数」は 102,551 人。内訳は「男性」が80,256 人、「女性」は22,295 人です。全国の人口で考えれば、10万人に対し80.4人。つまり、1万人のうちで8人が歯科医師という数は、決して多い数ではありませんが、その治療内容はあくまでも口腔内のみ、なのです。
もうひとつのデータを見てみましょう。実は平成24年の歯科医師の増加率を計算してみると、前の年よりも増員したのは50歳以上の歯科医師だけです。そしてこの年の医師総数の中で、50歳以上の割合は49.8%。つまり、歯科医師の高齢化は急速に増しているわけです。
歯科医師転職エージェントが最近増えているのは、こういった今後の予測を捉えているのが理由のひとつ。つまり、これから歯科医師になる人たちの多くは、リタイヤしていく歯科医院を継承するなどの可能性を秘めているわけです。ですが、その前にしっかりと患者数を確保しなければ、収益が上がりません。
だからこそ、歯科医師転職エージェントは「将来の開業」のためにも、力のある歯科医院で勤務医として働く事を勧めます。これは非常に大事なことであり、歯科医師全てが患者とのコミュニケーション能力を高め、潜在的な患者のニーズを引っ張り上げることにもなるわけです。
Dentyのサイトでは、他にも歯科医専用の転職サイトを複数運営していることがわかります。それだけ多くの情報を有していることと、サイト作りの見やすさから、転職の成功率が非常に高い事が理解できるでしょう。歯科医が自分の将来を考えた場合、開業だけが目標なのではなく、歯科チェーンの勤務医というケースもありえます。
選択肢は多くある方がよいのですが、大事なことは、どのような歯科医院で勤務すれば、実力と人脈が磨けるか、という点。自分にどれだけの顧客(患者)が付くかということをシビアに考えるならば、Dentyのような情報量の多いエージェントサイトを是非利用するのがよいでしょう。