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審美歯科へと転職する医師が増えている

shinbi
転職エージェントのサイトを見ますと、医師求人と看護士求人は常に数万件のオファーで溢れているのがわかります。ところが、歯科医師へのオファーは桁外れに少なく、それも条件付きが多いのが事実です。
ここ数年多いオファーは、訪問診療の可能な歯科医師、社会福祉法人経営のクリニックなどの歯科医師、そしてチェーン店展開している審美歯科クリニックの歯科医師です。一般の内科医や外科医は、医局人事に縛られてしまうことでのメリットとデメリットが存在しますが、歯科医師の医局人事は在ってないようなものです。
そのため、日本全国の歯科大学を卒業し、資格取得後に補綴や矯正歯科技術を学び直す医師が少なくありません。また、アメリカの大学で勉強する歯科医も随分増えて来ています。日本では6年間の学習のなかで、臨床に関する時間は残念ながら少なく、アメリカでは3年間で歯科専門医になるための外科症例300が必要です。
ですが、日本では年間外科症例は30程度が平均であり、300はおおよそ10年分に相当します。外科的処置はどうしても華やかなインプラント系に焦点が当たってしまいますが、これは自由診療の審美歯科扱い。結局日本では歯並び、矯正、補綴などでさえ、審美歯科領域になってしまうのが実情なのです。

実際にインプラントを必要とするか、それともできるだけ自分の歯を残すような治療になるかは、本来は患者の選択です。が、日本ではどうしてもインプラントが有効な治療方法と見られがちです。また、歯科への通院日数の軽減などを考えれば、インプラントの方が早く済む、というのもうなずけます。
審美歯科の水準は年々向上しており、また、一般歯科医よりもコミュニケーション能力を持った医師が増えています。なかなか内部事情は伝えにくいところがありますが、美容皮膚科でのレーザー脱毛施術などは、皮膚科専門医でなくても医師免許さえあれば、できる行為ですが、審美歯科医はまさに歯科専門医でなければ勤務できません。
歯科医師の中で、審美歯科へシフトしよう考える医師の多くは「より自由度の高い治療を行いたい」「競争社会において、安定した収入を得たい」「私立大学での授業料や生活費などを考えると、一般歯科医収入では、釣り合いがとれない」などと、様々な考えが出て来ます。ただ、審美歯科医はうまくなければ、徹底的に叩かれます。ですから、腕のいい歯科医が揃っていると言えるのです。

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