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歯科医の実習いろいろ

jissyu
医師と歯科医師の大きな違いは、医局制度にあるといわれています。医局は出身大学でなくても構いません。東海大学を出て東北大学の医局に所属する医師もいますし、その逆もあります。医局制度は医師を縛り付けるもの、という意見もありますが、研修医として丁稚奉公を行う苦しさこそが、医療の世界の向上にも役立っている事はまちがいありません。
歯科医師の場合は、その数が多すぎる…ということで問題とされていますが、本当はそうではありません。歯科医師も医師同様6年間の大学学生生活を送り、国家資格を取得してようやく社会に出て行きます。ですが、問題なのは歯科医師の処置料金(医療報酬)が「安い」ことが歯科医の大きな問題なのです。
まず、考えて頂きたいのは、歯科は「失敗が許されない」ということです。外科のオペでは時たま「体内にガーゼを置き忘れていた」ということで、再度開腹を行うことがあります。皮膚を裂き、血管をうまく避けながら臓器付近まで執刀する技術は、経験がなければ行えません。そのため、外科執刀は責任者となる執刀医が行います。
外科を目指す若い医師は第二、第三の補助医の立場に回ります。指導医が実地研修の場を提供するわけです。ですが、あくまでも手伝うだけで、自ら執刀医の立場を代わることはまずありません。ただ、内臓の場合は開腹しても、接合さえできれば問題ない場合が多いのです。ところが、歯の場合はそうはいきません。歯の構造は植物の根と茎同様です。切ってしまえばそこから新しく継ぎ足す事は不可能なのです。

そこで、最近人気なのが「抜歯をしない治療法」の実習です。東京四谷の澤田デンタルオフィスは、顕微鏡を使用する歯内療法の専門医として活躍中。これはアメリカで発達している「歯科の専門医」のひとつを徹底して追求しているわけです。大抵の歯科医は歯周病や補綴、口腔外科、矯正など、できるものは全部自分で行おうとします。が、経験がなければ矯正治療はできません。
外科医療が発展している理由は「医療機器の進歩」によるオペの変化です。実は歯科の分野でもより高性能な撮影技術で歯の中身が分かってきました。削る前に歯の中が分かれば、治療方法も当然変わってくるはずです。昔ながらのエックス線による撮影と噛み合わせだけでなく、最新式の医療を行うメリットと、それに見合う収益性があるかどうか、歯科医の実習が増えている訳は経営問題が絡んでいるのです。

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