東京を中心に、歯科医師と歯科衛生士の転職情報を集めているサイトのひとつがジョブタイムスです。正式名称はジョブタイムス・フォー・デンタル、つまり歯科医院で働く人のための転職情報サイトなのです。
ジョブタイムスの運営会社、株式会社GENOVAはWebデザイン制作会社、そしてWebマーケティングの構築を手がける企業。つまり、エージェントの中では情報発信と情報仲介という部分に特化しているため、特定のキャリアコンサルタントが在籍しているのではありません。
医師と違い、歯科医師の場合は診療科目が「小児歯科」「口腔外科」「美容歯科」などもありますが、一般的には歯科全般というのが基本です。そのため、歯科医の転職サイトで重要なポイントは求人情報量の多さと、クリニックのスキルや教育制度がどの程度あるか、ということにかかってきます。
転職を考える場合、どのような点に気をつけるべきでしょうか?院長の出身大学でしょうか、それとも立地条件でしょうか?確かに、一昔前は「○○大学歯学部卒、歯学博士」などという看板を揚げて、営業している歯科医院が多く見られました。ですが、最近は国立大学だから、私立大学だから…というスキルの差は見られなくなってきました。
何と言っても数多くの症例を診ているかどうか、そこがポイントのひとつといえます。急患が絶えない歯科医院、あるいは予約が取れないような歯科医院に限って、患者が集まってきます。そして院長自らが診療を行う歯科クリニックでなければ、勤務歯科医は育っていかないのです。
こうした情報は比較することで理解しやすくなります。モバイルで検索するにしても、より多くの求人を瞬時にチェックし続けなければ、これは!と思った求人はあっという間に埋まってしまいますから、転職を考えた場合は即座に登録しておくのがベストなのです。
転職エージェントには「コンサルタント」が在籍しているところと、「情報サイト運営だけ」の2パターンがあります。ですから、歯科医の場合は必ず両方に登録しておくのが基本です。そして、将来開業したいのか、それとも常勤、非常勤で雇用される道を選ぶ場合は、転職経験者のブログなどを参考にするのがよいでしょう。
ブログには転職成功の話がたまに掲載されていますが、参考になるのはその逆の話です。情報の見方や実際に見学したり面接を受けて、どうだったかをしっかりと積み重ねることで、情報の確かさが認識できます。ジョブタイムスの正確さを実感できるのも、もうすぐかもしれません。